リビングに入った瞬間、スケールの違う開放感に誰もが驚く。「玄関でもダイニングでもなく、家族が集まるリビングに吹抜けが欲しかったんです」と奥さま。柱と梁を大型金物で接合し、多くの壁を必要とせずに耐震性を発揮する「KES 構法」により、木造とは思えない大空間を実現。これだけ広くても家中の温度差がないので、光熱費を気にせず年中快適に過ごせる。回遊性のある間取りは、子どもたちが鬼ごっこできるほど自由でおおらか。ダイニングから庭を眺めれば、みごとな紅葉の借景も楽しめる。また、無垢の床と調湿効果の高いホタテ貝の粉末を使った塗り壁を採用したことで、室内は常にクリーンな空気が流れている。さらに、シンプルに楽しく生活できるよう、各所に十分な収納スペースを設け、家事動線もなめらかになるよう工夫されている。部屋中を楽しそうに走り回るお子さまの笑顔が、この家の住み心地の良さを体現してくれているようだった。